怠惰という習性

先週の月曜日から全社方針でリモートワークになった。苦手だった。三日で断念して、会社に用はないけど出社することにした。

 

昔から一人で物事を進めること(特に締め切りまでに終わらせること)が本当にできなかった。夏休みの宿題、受験勉強、卒業論文、ぜんぶやり切れたことがない。夏休みの宿題は夏休み終了1週間前に手をつけ始め、終わらなかった科目の授業初日にどうしようどうしようとパニックになって学校を休む。受験勉強は家にいると本当に手をつけられなくて、手をつけない自分が悪いのにそのことに苦しくなって泣き続ける高3の夏休みを過ごした。塾の自習室に行っても同じ境遇の人たちが頑張れているという事実に直面するのが辛くて、あまり集中も長居もできなかった。卒業論文は教授が設けた締め切りまでに間に合わせられず、卒業後の4月の1週目に提出した。(しかも、教授に指摘された問題点を改善できていなかった)

ちなみに今は、運転免許の学科試験を受験日までにばっちり勉強する、ができなくて困っている。明日、フレックスタイム制でリモートワーク期間なのをいいことに有給を取らず受けに行こうとしてるけど全然勉強できてないんだわこれが。もう8回目だよ。そろそろネタとしてもつまんないし何より自分が一番飽きてる。普通に勉強してサクッと取ればいいのにね、それができずに教習所を卒業してからもうすぐ1年が経とうとしている。

 

根が病的に怠け者なんだと思う。いい加減治したい。自分で自分の首を絞めているという事実に、さらに苦しめられてる。仕事もバシバシ打ち返していくやつはできるけど、課題を渡されて「ここまでに宜しくね」みたいなやつがちょうどこのリモート期間に与えられて詰んだ。

 

入社して半年くらい経っての面談で、上司に「手をつければ終わると思ってるでしょ」と言われてめちゃくちゃハッとした。根拠なく自分はできる側の人間だと思ってる節があるせいで、なんだってどうにかなると思ってる。これまでの経験でどうにかなったことの方が少ないのに。大学受験と就活が望み通りに進められたせいで、その辺が問題ない(計画と実行ができる)人間って印象を与えられる材料を持っちゃってるのもよくない

親からは「言われたらすぐにやりなさい」と耳にタコができるほど言われながら育てられたけど、それを耳にタコができるほど言われてるということがまさにいつまでたってもやらない人のまま育っちゃったことの表れだよね。

 

先月、やっと23歳になった。早生まれだから、毎年新しい年齢を迎えるたび「やっと」と思う。23だって。ずっと22歳がよかったな。「まだ学生なのにすごいね」って言われてたことは、学生じゃなくなれば何にもすごくないことだったと気づかされる。当たり前を当たり前にやれない自分はたぶんそれ以外のところで評価を得てきたんだと思うけど、社会人になったら「当たり前ができて当たり前、その上で君は何ができるの?」で、しんど〜〜〜〜〜〜ってなってる。学生の時は卒論を蔑ろにするような不勉強な学生で「ぜったい私社会人の方が向いてる!」なんて思っちゃってたけど、社会人も全然向いてない。

 

何かしないと何もしていない自分を自覚して辛くなるから全然必要ないけどとりあえずブログを書いてみた。終わり